カンタオールのアントニオ “エル・トゥリー “は、ギタリストのリカルド・デ・ラ・フアナとバイラオーラのロサ・ラ・カナステラの息子である。18歳でアルムニェカルからグラナダに移り、グラナダの主要タブラオで働き始める。それ以来、若いながらもフラメンコ界の多くの著名人と共演。エバ・エルバブエナ、ニーニョ・ホセレ、マリーナ・ヘレディア、フアン・デ・フアン、アントニオ・”エル・ファルル “など。
2015年に “Flamenco por Naturaleza”、2016年に “Misa Flamenca “という2つの自身のショーを開催し、いずれも批評家や観客から大好評を博した。2019年には、ホルヘ・パルド、ジェロニモ・マヤ、イスラエル・スアレス “ピラーニャ “などのアーティストが参加し、彼自身が作曲・プロデュースを手がけたファースト・アルバム『Sentir que sueño』をリリース。そして2021年、マドリッド出身のギタリスト、ヘスス・デ・ロサリオのギターを加えたセカンド・アルバム『Borracho de arte』をリリースする。このアルバムは、彼が今日のフラメンコ歌手の偉大な価値観の一人であることを証明するものとなるだろう。